ディープインパクトが頚椎骨折で安楽死というニュースが飛び込んできました。
競馬をしない人でも、ディープインパクトは「なんだかすごい馬だよね!?」という認識のある方は多いのではないでしょうか。私もその一人です。
平成の名馬ともいわれる、とても有名な競走馬だったディープインパクトが亡くなったことには驚きを隠せません。
しかし、なぜ安楽死という形を取るしかなかったのでしょうか。治療を継続することはできなかったのでしょうか?
馬については全くわからないので、理由を調べてみました。
ディープインパクト安楽死という選択はなぜ?その理由は
競走馬の骨折は、命に関わることです。
4本の脚で自分の体重を支えられないと生きていけません。
安楽死という選択がされるのは、骨折をしたからではなく、骨折によりその後発症する病気の痛みで苦しみ続ける事になってしまうんからなんですね。
こういった理由で、競走馬の安楽死は多いのだそうですよ。
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骨折により、その後どのような症状がおこるのか?
競争馬は体重が400~500kgもあることや、ヒヅメが心臓から遠いため心臓の力だけでは血液を循環させることができません。そのため、第2の心臓と呼ばれるヒヅメの蹄機作用(ていきさよう)が血液を循環させるポンプの役割をしています。
運動をすることでこの蹄機作用が働くのです。
ディープインパクトは、頚椎骨折で起立不能になり回復の見込みがないため安楽死という処置がとられました。
ディープインパクトが起立不能ということは、この蹄機作用も機能しないということですね。
また、競走馬の体重は400〜500kgあるので、1本の脚を骨折したとすると他の足のヒヅメに負荷がかかります。そうすると、ヒヅメで血行障害を起こし、蹄葉炎(ていようえん)という病気を発症してしまいます。
競走馬は体重が重いため、蹄葉炎を発症すると進行をとめるのも難しく重症化し、命を落とすこともあります。
こうなるとかなりの痛みや苦しみがあるでしょうね⋯。
動物ですから安静にしていましょうといってできるものではないですよね。横になったままだと、皮膚が薄いので壊死してくるそうです。
こういったことも全く知らなかったので⋯
「なぜ安楽死?どうして治療してあげないの?」と思ってしまいました。
治療してあげたくてもできないという、ディープインパクトに関わる方々の苦渋の決断だったんですね。
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ディープインパクト安楽死という選択はなぜ?馬の骨折は命に関わるのまとめ
ディープインパクトの安楽死という選択はなぜ?と疑問を持ったり、驚いたり、悲しんだり、色々な感情があるかと思います。
競争馬の怪我や病気に関してまったく知らなければ、え!?なんでなんで?って思ってしまいますよね。
今回は、調べてみて馬の骨折は命に関わるもので、安楽死という選択があるということを知りました。骨折の程度が軽いものであれば、レースに復帰している競走馬もいるとのことですよ。
競馬をしない人でもだいたい名前は知っている平成の名馬ディープインパクト。
心からご冥福をお祈りします。